【ホテルインディゴ犬山有楽苑 宿泊記】国宝犬山城の麓で過ごす、アートと文化と美食の休日

ホテルインディゴ犬山の敷地写真 星野リゾート以外のホテル

GWを目前に控えたある平日、仕事で大学時代の思い出が詰まった名古屋を訪れることになりました。「せっかくだから、そのまま週末は愛知でのんびり過ごしたいな」そんな思いで夫と旅の計画を立て始めました。

行き先として目に留まったのが、国宝・犬山城の麓に佇む「ホテルインディゴ犬山有楽苑」。実は私、名古屋の大学に4年間通っていたにも関わらず、犬山の地には一度も足を踏み入れたことがありませんでした。風情あふれる城下町での食べ歩きも楽しそうだし、何よりインターネットで見たホテルの、アートと文化が融合したような洗練された雰囲気に一瞬で心を奪われてしまったのです。

今回は、そんな私たちが体験した「ホテルインディゴ犬山有楽苑」での特別な滞在と、初めて訪れる犬山の街の魅力について、写真が苦手な私なりに、言葉でたっぷりお伝えしていきたいと思います。

光に導かれて。夜の「ホテルインディゴ犬山有楽苑」へ

名古屋での仕事を終え、観光も楽しんだ私たちは、ホテルに到着したのは21時と少し遅い時間になりました。最寄り駅からホテルへと歩を進めると、辺りは静かで、まるで竹藪の中を通っていくような雰囲気。その先にどんな素敵な空間が待っているのだろうと、期待に胸が膨らみます。

そして、ホテルの敷地内に足を踏み入れた瞬間、思わず「わぁ…」と声が漏れました。そこには、事前にインターネットの写真で見て心惹かれていた、キラキラと美しいライトアップが、写真と寸分違わぬ姿で広がっていたのです。夜の静けさの中で、幻想的に灯る光に導かれるように、私たちはエントランスへと向かいました。

ホテルインディゴ犬山有楽苑の敷地

遅い時間の到着だったこともあり、フロントには他にお客さんの姿はなく、待つことなくすぐにチェックインの手続きをすることができました。手続きを終えてロビーを見渡すと、窓の外にはライトアップされた国宝・犬山城の荘厳な姿が!さらに、館内の至る所に犬山の文化や歴史を感じさせるモダンなアート作品が飾られていて、ロビーにいるだけで心が躍るような、ギャラリーのような空間でした。

夜の静寂と、温かな光、そしてアートに包まれたロビーで、旅の疲れがすっと癒やされていくのを感じました。

アートと寛ぎが同居する、モダンで快適な客室

ロビーの素敵なアートに心躍らせながら、いよいよお部屋へ。ドアを開けると、そこにはモダンアートな雰囲気と、落ち着いた空気が同居する、洗練された空間が広がっていました。

お部屋全体は温かみのある木目調をベースにしながらも、壁に飾られたアートやクッションなどにカラフルな装飾が効果的に使われていて、おしゃれなギャラリーに滞在しているかのよう。新しいホテルということもあり、隅々まで非常に清潔感があったのも印象的でした。

私たちが宿泊したお部屋はシャワーのみで湯船はありませんでしたが(スイートルームなどにはあるようです)、シャワーブース内に椅子が用意されているという細やかな配慮が嬉しかったです。これなら座ってゆっくり体を洗うことができますね。

そして、お部屋の備品にも犬山ならではのこだわりが。客室に置かれているカップは、この土地の伝統である「犬山焼」のものでした。その土地に根ざしたものがさりげなく使われているのを見つけると、旅の気分が一層高まります。また、シャワーブースに置かれたシャンプーなどのアメニティは、「Biology(バイオロジー)」というオーストラリアのブランドのもので、初めて見る新鮮なセレクトでした。

ちなみに、お部屋には化粧水などの基礎化粧品は備え付けられていませんでしたが、フロントに電話をすると、必要な分をすぐにお部屋まで届けてくださいました。この迅速で丁寧な対応にも、ホテルの質の高さを感じました。(後で知ったのですが、大浴場にはアメニティが一通り揃っていたようです。)

「ゴントラン シェリエ」のクロワッサンは必食!犬山グルメを堪能

「ホテルインディゴ犬山有楽苑」での滞在は、食の喜びに満ちあふれた時間でもありました。ホテル自慢の朝食から、風情あふれる城下町の食べ歩き、そしてお部屋で寛ぐインルームダイニングまで、私たちの食欲と好奇心を存分に満たしてくれました。

名物クロワッサンが輝く、セミビュッフェスタイルの朝食

2日目と3日目の朝食は、ホテル内のレストラン「車山照(Yamateras)」でいただきました。こちらは、メイン料理を一品選び、その他のお料理はビュッフェスタイルで自由に楽しめる「セミビュッフェ」。メインは卵料理か和朝食から選ぶことができ、その日の気分で変えられるのが嬉しいポイントです。

そして、この朝食で何と言っても外せないのが、フランスの有名ブーランジェリー「ゴントラン シェリエ」のクロワッサン!バターの芳醇な香りと、サクサクとした軽い食感はまさに絶品で、私たちはもちろん2日連続でいただきました。 ビュッフェ台には、他にも新鮮な野菜や美味しいお料理がずらりと並びます。犬山城下町にある商店の美味しいこんにゃくが味わえるなど、地元の味に触れられるのも魅力的。和洋どちらのメニューも充実しているので、二日あっても「まだ食べたいものがたくさんある!」と思ってしまうほど、満足度の高い朝食でした。

城下町でワクワク食べ歩きランチ

2日目のお昼は、ホテルから歩いてすぐの犬山城下町へ。風情ある街並みを散策しながら、気になるお店で少しずつ美味しいものをいただく「食べ歩き」を楽しみました。見た目も可愛らしいカラフルなお団子や、絶品の飛騨牛寿司、香ばしいおつまみ串、そしてデザートにはバナナジュースと、目移りしてしまうほどのグルメが満載!

朝食をたっぷり食べすぎてしまったせいで、あまり量が食べられなかったのが唯一心残りですが(笑)、城下町の活気を感じながらのランチは格別でした。

お部屋でゆったり。美しいインルームダイニング

2日目の夜は、お部屋でゆっくりと過ごしたい気分だったので、当日にインルームダイニングを注文しました。私たちがいただいたのはパスタやサラダ、スープなどでしたが、お部屋でいただく食事とは思えないほど盛り付けも美しく、気分が上がるディナーとなりました。量は私たちにはちょうど良く、誰にも気兼ねなく、綺麗なお部屋でのんびりと食事を楽しめたのは、とても贅沢な時間でした。

心と体を整える、ウェルネス体験

「ホテルインディゴ犬山有楽苑」には、滞在をより豊かなものにしてくれるウェルネス施設も充実しています。私たちも、フィットネスルームと天然温泉の大浴場で、リフレッシュする時間を過ごしました。

緑を望む、おしゃれなフィットネスルーム

ホテルには、宿泊者が24時間いつでも利用できるフィットネスルームがあります。私たちは本格的なトレーニングウェアは持ってきていなかったのですが、朝食の後に少しだけ立ち寄ってみました。

そこに置かれていたのは、木がふんだんに使われた、とてもおしゃれなトレーニングマシン!驚いたことに、その多くが電気ではなく水の抵抗を利用して動く仕組みになっていました。環境に配慮しつつ、デザイン性も高いマシンが並ぶ空間は、見ているだけでも楽しくなります。ランニングマシンなど基本的な設備は揃っており、ガラス張りの窓の外に広がる青々とした緑を眺めながら、気持ちよく体を動かすことができました。 それほど広い空間ではありませんでしたが、幸いにも利用者は私たちだけ。周りを気にすることなく、清潔感あふれる空間でリフレッシュできました。

美肌の湯とアートに癒やされる大浴場

滞在の疲れを癒してくれたのが、「犬山温泉 白帝の湯」と名付けられた天然温泉の大浴場です。美肌効果があるという滑らかなお湯は、旅の疲れを優しくほぐしてくれました。

大浴場は、ものすごく広いというわけではありませんが、私が訪れたのが少し早めの時間だったこともあり、なんと貸切状態!男女ともにサウナも完備されており、そちらもプライベートな空間で心ゆくまで楽しめたのは、本当に嬉しいサプライズでした。 洗い場なども清潔で快適なのはもちろん、木曽川をモチーフにしたという壁面のアートも非常に素敵で、まさに心と体の両方が癒やされる、リフレッシュに最適な空間でした。

まとめ:期待を遥かに超えた、犬山で出会う至福のホテルステイ

普段、星野リゾートのホテルを中心に宿泊している私にとって、他のホテルグループに滞在するのは、正直なところ少しだけ不安もありました。しかし、「ホテルインディゴ犬山有楽苑」での体験は、そんな小さな不安を吹き飛ばし、期待を遥かに超える、素晴らしいものでした。

総合的な感想:写真以上の美しさと、心地よい滞在

インターネットで見た写真の美しさに惹かれてこのホテルを選びましたが、実際に訪れてみると、その空間は写真で見る以上に洗練されていて、細部にまでこだわりが感じられる、本当に美しい場所でした。ゴールデンウィーク中の滞在だったにも関わらず、館内がそこまで混み合っていなかったのも、ゆったりと過ごすことができて嬉しいポイントでした。

「ホテルインディゴ犬山有楽苑」はこんな方におすすめ!

このホテルは、まさに老若男女、あらゆる方におすすめできる場所だと感じました。

  • 若い方やアクティブな方:
    ホテルから歩いてすぐの城下町で、美味しいものを少しずつ楽しむ「食べ歩き」は最高の思い出になるはずです。
  • 歴史やお城が好きな方:
    国宝「犬山城」へもアクセス抜群です。
  • 散策や自然が好きな方:
    ホテルのすぐ隣にある、美しい日本庭園「有楽苑」の散策も楽しめます。
  • アートやデザインが好きな方:
    館内の至る所に飾られたモダンなアート作品の数々は、見ているだけでも心が豊かになります。

ただ、城下町へ向かう道はやや坂になっているので、歩きやすい靴がおすすめです。また、ホテルでのディナーは少しお値段が張ることもあるので、もし予算を抑えたい場合は、事前に周辺の飲食店をリサーチしておくと良いかもしれません。

これから「ホテルインディゴ犬山有楽苑」へ行くあなたへ ~旅のアドバイス~

お部屋のバスタイプは要確認:
私たちが宿泊したお部屋はシャワーのみでした。もし湯船に浸かりたい方は、予約の際にバスタブ付きのお部屋か確認することをおすすめします(もちろん、美肌の湯の大浴場もあります!)。

夜の到着は足元に注意:
最寄り駅からホテルまでの道は、夜になるとやや暗い箇所もあります。夜遅くに到着される場合は、足元に気をつけてくださいね。

手ぶらに近い滞在も可能かも:
スタッフの方々のホスピタリティは素晴らしく、アメニティも充実しています。また、ちょっとしたものはレンタルも可能なので、あまり荷物を増やさずに身軽な滞在も楽しめると思います。

最後に…

愛知県外にお住まいの方にとっては、「犬山」という地名はあまり馴染みがないかもしれません。でも、この街には素晴らしい歴史と文化があり、そして「ホテルインディゴ犬山有楽苑」は、その魅力を最大限に引き出してくれる、最高の観光拠点です。

このホテルでの滞在があまりにも素晴らしかったので、今度は私の母と祖母を連れて、絶対にリピートしようと計画しているほどです。

私たちの体験記が、この素敵なホテルと犬山の街の魅力を知っていただく、一つのきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

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